感染症に気をつけよう。 2024年12月号、2024年12月13日発行。 1、横浜市の感染症流行状況。 ア、マイコプラズマ肺炎。 現在、患者数はますます増え続けており、減少の兆しが見られない状態です。 イ、インフルエンザ。 横浜市は10月末に流行期入りしました。学級閉鎖や学年閉鎖の報告も増えてきています。 ウ、伝染性紅斑。 かつて、りんご病ともいわれていました。横浜市では12月上旬に流行警報が発令されており、患者数はしばらく増え続けると予想されます。 エ、梅毒。 梅毒の流行が長期化しています。幅広い年代で報告されており、注意が必要です。 2、今月のトピック。 冬に流行する感染症の一つに、感染性胃腸炎があります。主な症状は、吐き気・嘔吐・下痢・腹痛などです。主な原因とされているノロウイルスについては、皆さんも耳にしたことがあると思います。 ノロウイルスは、とても感染力の強いウイルスです。感染しないためには、予防策の徹底が重要です。 まず、食事の前やトイレの後などに、流水と石鹸で手を洗うことを心がけましょう。身の回りの物の消毒には、次亜塩素酸ナトリウムが有効です。また、症状があるかたは、食事作りなど、食品を直接取り扱うことは避けてください。 普段からの体力づくりも大切です。無理のない生活を心がけましょう。